【S12最高最終2018】毒菱展開ペンドバシャ
シーズン12で使用した構築の紹介になります。
【結果】
最高最終レート2018(最終162位)
【コンセプト】
毒菱展開+ビルドバトン積み展開の2つを用いて相手PTを崩していく。
【構築作成経緯】
前期使用したペンドラーの毒菱展開が使いやすかったのでペンドラーから構築をスタート。毒菱と相性の良い「守る」を自然に組み込めるバシャーモと、「まもみが」により相手を嵌めていけるテッカグヤを採用しペンドバシャカグヤの軸が完成した。テッカグヤの「まもみが」をサポートできるように、バシャーモに「バトンタッチ」を持たせたので残りの3匹にはバトンと相性の良さそうなポケモンを揃えた。それがであったがカプ・レヒレのミストフィールドにより毒菱が機能しないことが多々あったため、カプ・レヒレを抜いてグライオンに変更する()。しかしグライオンの選出率が低く、レートも1900代で停滞していたため今度はグライオンを抜いてカプ・テテフを投入した()。これで1度はレート2000に乗せたものの、いまいちしっくり来ていなかったので2000に乗せた直後にこのPTを解散し、カプ・テテフを抜いてカミツルギを入れる()。このPTもしっくり来ず、自分の力量ではレート1900代が限界だと感じたので、ミミッキュをカビゴンの代わりに投入したところ今までの中で一番使いやすくなったので、これが自分の中でのPTの完成形となった()。この構築のみの紹介を行う。
【個体紹介】
ペンドラー (NN:Guilty Night)
性格:意地っ張り
特性:加速
持ち物:気合いの襷
実数値:137-167-110-*-90-162
努力値:12-252-4-0-4-236
技構成:地震/がむしゃら/毒菱/毒々
A:地震→無振りゲッコウガを超高乱数2発
→H振りヒードランを確定1発
HD:C155ゲッコウガの熱湯+水手裏剣3発を確定耐え
S:最速カプ・テテフ抜き
構築の軸。基本的に初手に出して毒と攻撃技2つで相手の場を荒らす。不利対面でも襷が残っていれば毒とがむしゃらで1:1交換を取れたり、アタッカーとしても使えるので非常に頼もしかった。性格を意地っ張りにしたがカプ・テテフや霊獣ランドロスのスカーフ判定は可能であり、性格を陽気にするよりは対面でゲッコウガに勝てる可能性が上がるのでこの調整でよかった。先制技に弱いので僅かに耐久にも努力値を割いたが、準速メタグロスとの同速勝負を避けるためにS実数値を1上げた方が良いと思われる。
バシャーモ (NN:Heat Meteor)
性格:腕白
特性:加速→加速
持ち物:バシャーモナイト
実数値:187-180-137-*-100-128
努力値:252-0-196-0-0-60
技構成:フレアドライブ/ビルドアップ/バトンタッチ/守る
S:1加速で最速ゲッコウガ抜き
積んで守ってバトンする、もしくは可能であれば積んで自身で殴って抜いていく。自分は普通のASメガバシャーモを使うのが下手であるため、そして耐久無振りバシャーモの耐久実数値を見たら不安になるためHBに振ってビルドアップも持たせて後続に繋げる型で採用した。1加速で130族を抜けないことに少し不便を感じたので、性格を陽気の130族(or135族)抜きにして残りを耐久に回してもいいかもしれない。
テッカグヤ (NN:おおつつき)
性格:控えめ
特性:ビーストブースト
持ち物:食べ残し
実数値:201-*-124-151-125-102
努力値:228-0-4-84-28-164
技構成:エアスラッシュ/宿り木の種/身代わり/守る
C:エアスラッシュ→195-133メガボーマンダの身代わりを壊せる
S:1加速で準速100属抜き、3加速で最速スカーフガブリアス抜き
毒菱展開からの嵌め要因。相手のPTにリザードン、ヒートロトム、ボルトロス、サンダーがいない場合は積極的に選出する。ビルドバトンで上からまもみが出来るのはやはり強かった。ボーマンダの身代わりを考慮してCにも振っているが炎技持ちが多く、身代わり持ちの物理型に対しても加速していない状態だと択負けし続けると突破されることもあるなど加速なしでこのポケモンでボーマンダの相手をするのは少々危険だと感じた。
霊獣ボルトロス (NN:WBNW)
性格:穏やか
特性:蓄電
持ち物:オボンの実
実数値:184-*-97-166-125-135
努力値:236-0-52-4-108-108
技構成:10万ボルト/目覚めるパワー氷/悪巧み/挑発
HB :A233メガバシャーモのフレアドライブ75%耐え
A143ミミッキュのミミッキュZ 87.5%耐え
A197メガメタグロスの冷凍パンチ確定耐え
A216メガボーマンダの恩返し確定3発
C:+2 10万ボルト→H4振りミミッキュ確定1発
HD :C211リザードンYの晴れ大文字93.7%耐え
C155ゲッコウガの珠冷凍ビーム62.5%耐え
C155ゲッコウガの波乗り+激流波乗り高乱数耐え
C155ゲッコウガのハイドロカノンZ確定耐え
カバマンダの並びに強く出られるように挑発と悪巧みを持たせた。特殊耐久に振ることで、環境に多かった襷激流ゲッコウガにも勝てるのでカバマンダゲコ系統のPTにはペンドラーの代わりに先発で出すこともあった。持ち物はオボンの実になっているがバンジの実を持たせていたこともあり、どちらの方が良いのかは最後まで分からなかった。バシャーモからバトンを繋ぐ頻度は恐らくこのポケモンが一番少なかった。
ミミッキュ (NN:Shadow gate)
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
持ち物:ゴーストZ
実数値:151-154-107-*-126-123
努力値:164-236-52-0-4-52
HB :A207メガギャラドスの+1滝登り87.5%耐え
A197メガボーマンダの恩返し確定耐え
C200カプ・テテフのPF下サイコショック確定耐え
S:準速70族抜き
調整は割と適当であるがバシャーモからバトンした際に絶対に出落ちしないという保証があり、またバトンを絡めずとも行動保証があるため、最終盤に構築に入ってきたポケモンであるが選出率は高かった。毒が鋼タイプに入らないため、鋼タイプへの打点になるように持ち物はゴーストZとした。
カミツルギ (NN:soldier game)
性格:意地っ張り
特性:ビーストブースト
持ち物:悪Z
実数値:145-222-152-*-75-158
努力値:84-4-4-0-188-228
技構成:リーフブレード/叩き落とす/聖なる剣/剣の舞
HD:無振りモロバレルの目覚めるパワー炎81.2%耐え
C155ゲッコウガのハイドロカノンZ確定耐え
S:最速霊獣ランドロス抜き
バトン前提の性格・調整を施した受けを破壊する駒。受け気味のPTに入っているゲンガーを上から殴ってしまえば他の受けの駒も全て制圧出来るのではないかと考え採用した。受けサイクルだけでなくグロスランドレヒレなどにも出して3タテを狙えるのでビルドバトンとビーストブーストという特性の相性の良さを存分に感じることができた。モロバレルに憎しみを抱いていたため耐久はかなりモロバレル意識になっている。持ち物はギルガルド、ヒートロトム、リザードン、モロバレルを意識してそれら全てに等倍以上で通る悪Zとした。ボーマンダ入りにはあまり出さない。
【選出】
@1///など
まずはペンドバシャカグヤを通せるか考え、リザードン・サンダー・ヒートロトム・ボルトロスなどがいてテッカグヤを通せそうにない場合は他の3匹から1匹をテッカグヤの代わりに選出する。カバマンダにはバシャーモが隙を見せやすいのでそれ系統のPTにはバシャーモ以外の3匹を選出することもある。
【重いポケモン≒被選出率の高いポケモン】
→Xが重い。エアスラ持ちのYも辛い。
→HB振りだとカミツルギの+2悪Zを耐えてくるので厄介。そもそもテッカグヤやカミツルギをバトンでロトムに後出しするのが非常に危険。
→テッカグヤを選出できない。カミツルギを焼く技持っているかもしれないのが面倒。
→呪い持ちが非常に辛い。剣舞3ウェポンはなんとかなる。
→熱湯でペンドラーが焼かれる可能性や、焼けなくとも水手裏剣4発で突破される可能性がありペンドラーに有利と言っていいポケモンなので先発で出てこられるのが一番しんどい。
→炎技と身代わり両採用の型が重い。そこに加えて羽休めまで持っていると禿げる。
→被選出率はそれほど高くはなく、出されてもペンドラーで処理できることが多かったがバシャーモに対して無敵のポケモンであるため相手のPTにいると割と困る。
【Special Thanks】
・ダイブボールめざ氷ボルトロスを厳選して譲ってくれたリア友のTくん
・ヘビーボールカビゴンの孵化余り(理想個体)を譲ってくれた割りばしさん(終盤までマジでお世話になりました;;)
・大昔にフレンドボールミミッキュの孵化余り(理想個体)を譲ってくれたセイバーさん(前回の記事で書くの忘れてたので今回書きました)
本当にありがとうございました!
【おわりに】
レートは決して高くはないが最後の最後にまずまず納得できる並びが作れたのは良かったです。毒菱と積みの2つの展開で相手を崩していくという戦い方もとても楽しかったです。来期も時間とモチベがあれば潜ります。ここまで読んでくださりありがとうございました。